3.11で考えたこと

3.11、色々考えることが多い日です

当日、何か書きたかったのですが仕事に追われる日々で投稿は少し手が空いたこのタイミングになりました。日頃から感じているのは国と東電では「廃炉」を前提に全ての議論が進んでいますが、少なくとも「国民全体に費用負担をお願いする」というのが前提ですから廃炉にお金をかけるべきか?あるいは殆どそのままの状態を維持して周辺の土地利用は今後も永年、諦めるか?の幅広い議論、意見集約が必要かと思います。「廃炉を進めるというのは多分に周辺住民感情を汲んでのことでしょう」という説明も見かけます。ここで仮に廃炉は諦めて避難民3万人に1億円ずつの賠償金を払うとすると3兆円ですから単純計算では5兆円安く済むことになります。

また、この「廃炉費用約8兆円」ですが、あくまで現時点での予想値で最終的に幾らまで膨らむか全く分かりません。幸いなことに現在の福島原発の状況は危ない放射線源は地中にデブリとして眠っているわけで建屋に近づけば危険でもある程度、距離を取ればそれ程危険性は無いと言われています。要するにチェルノブイリのように石棺で覆う必要は無く、寧ろ床全体をコンクリートで固めてしまえば放射線量の大幅低減も可能で実際にはかなり建屋の近くまで居住出来るようになるのでは?と思われます。一方で、地下(水)部分の冷却はずっと続ける必要が有りますが、こちらは実績有る作業で費用もそれ程掛らないようです。 ⇒ これでも皆さんは即、「廃炉」を選ばれますか?
今は廃炉研究の為、床をコンクリートで固めることは全く検討されていないようです

建屋完成予想図

工事中の建屋

こちらはチェルノブイリ原発の様子です。ここでは核物質自体が高濃度で広く飛散してしまい建屋内の汚染が酷く石棺で覆うしか手が無かったようです

チェルノブイリ原発、現在の姿 鉄筋コンクリート石棺を覆うカバーの2重式 (産経新聞より)

次に、だいぶ前のことですが処理水の放出方法にも意見が有って東電に伝えたことがあります。・・・「1kmのパイプを通して沖で放出するなら、この際、頑張って20km程延ばせば深海域(水深200m以下)に達するので水産物の汚染は無視出来るレベルになる筈です。ひねくれた中国政府もこれならイチャモンを付けにくくなるのでは?(海産物の殆どは浅い大陸棚域で捕れますので…)」
しかし、東電としては「安全には安全を重ねた検討結果でパイプの延長は考えていません」というのが統一見解のようです。(大して費用は掛らないのですが電力会社としても意地が有るんでしょうね。実に悩ましいです)

看板に偽りあり・・・「バターチキンカレー」という実に不思議な商品名

若い頃はカレーが好きで週一ぐらい、ほぼ決まったカレー屋に通っていました。
毎度、同じ2辛チキンカレーとナン、ラッシーの組み合わせです。
いつも同じカレーばかりなので偶には違ったカレーを!ということで「バターの香りがシッカリ味わえるのか?」と思ってメニューにある「バターチキンカレー」を頼みました。

今の店のメニューです(ネットから借用しました)

店長さんも「これも結構人気ありますよ」という話でしたが、出されたものは何か赤っぽいのが気になるし食べ始めてビックリです!「何か酸っぱいんだけど!」と文句を言うと「トマトがタップリ入っていますからね。ごめんなさい、お口に合わなかったですか?」
・・・・・・
ここで問題なのは「トマト味のカレーが好き嫌い」とか「トマトは入れないで」とかではなく、「バターチキンカレー」という呼び名です。いつもドライなスッキリした辛さを求めていたので酸っぱいカレーは全くダメでした (≧◇≦)
ちゃんと「トマトチキンカレー」とか中味を説明する名前でないとダメですよね!
これが「看板に偽りあり!」の意味です。

当然、原材料の上の方に「トマト」が表示されているものが多い

この「ガッカリ事件」から既に数十年経ちましたが、「バターチキンカレー」という名称は定着して寧ろ「トマト入り」と知らないと笑われるような時代です。
もともとトマトで煮込んだ鶏肉を入れたカレー料理がインドで人気になって日本にも広まったようですが、それなら何で「トマトチキンカレー」とならなかったのか?が不思議です。結局、「中味と違うのでは?」とクレームを付ける人があまり居なかったためでしょうが、どうも日本人は曖昧な漢字表記の影響もあってか言葉全般に曖昧さを許容する傾向が強い感じがします。(前のブログでもこれに触れましたが…)

中には赤々とした完全に「トマトカレー」と呼ぶべきレシピもあります
(Rakutenレシピより)

市販(と言うより全て)の「バターチキンカレー」はトマトの量の違いは有るにせよ、どれも間違い無くトマトが入っているようです。どこか「うちはトマトは入れていません。バターの香りがシッカリ味わえるバターチキンカレーです」という正直なメーカーが有っても良さそうですが日本人の好みからすると今後も期待薄でしょうか。( ̄0 ̄)

難しい日本語の話

仕事柄もありますが
自分でも何でこんなに悪い音、僅かな音の差が気になるのか?と思うことが多いです。生まれつきの「病気」かもしれませんね。文系の人間でもないのに言葉に関しても気になって仕方ないことが結構多いです。中学生になって国語の点数は悪かったものの文法の授業が有って、このテストだけは100点を取ったことがありました。今回は幾つか気になる言葉を集めてみました。

「ティッシュペーパー」---「ティッシュというのは間違いだよ」と言う人がいます。CMでも「クリネックス・ティシューをお使いですか?」を何度も耳にしています。

学生時代、ドイツ語を少しかじっていたこともあって「ティッシュペーパー」は違和感無く「テーブルペーパー」と理解していました。(「パピーア」よりは英語のペーパーの方が馴染みがあって、独米語の組み合わせになったのでしょうか?昔は同盟国ということもあって、ドイツかぶれの人も多かったですから古くから「ティッシュ」という言葉が使われていたように思えます。あくまで自説ですが
正式な商品名としては確かに「ティシュー」ですが日本人には発音しにくいのでしょう。あえて「ティシュー」と呼ぶ必要もないように思えます。

「殺人未遂」、「轢き逃げ」---ニュースを観ていると法律とか刑法の用語でしょうけど日本語としては違和感が強い言葉が多いです。報道では単なる「(擦った)当て逃げ」でも「轢き逃げ」と呼ぶ場合が多いですね。(逆に文字通り車に轢かれる事故は少ないのかもしれません)
「殺人未遂」という言葉は特に慎重に扱ってほしいです。家族で「未遂で良かったね!」と話していたら、直ぐに「病院で死亡が確認されました」というニュースが流れ、「え~!「未遂」と言ってたじゃない!」となったことが何度もあります。「未遂」というのは「結果的に成し遂げなかった」の意味ですから完全に使い方が間違っています。メディアが早く気付いて用語を変えて欲しいです。(「殺傷行為」とかでもいいのでは…)

「韓流ブーム」…「ハンリュウ」と読まれることが多いですが、当時はこれで検索しても何も出てこなかった記憶があります。日本語としては「カンリュウ」としか読めないのですね。NHKは当初から「韓流」の日本語の音読みに基づき、「カンリュウ」と呼んでいるようで今でも変らないようです。(確かに今でも「韓=ハン」という読みは登録されていません)

「ラッピング」…仕事でよく使いますが3M社は研磨シートのことを「ラッピングフイルムシート」と読んでいます。英語でlapping(精密研磨?)の意味のようですが、日本人には包装のラッピング wrappingと使い分けるのは無理な話で、実際ネット検索でも苦労します。日本での販売では「ラッピング」は止めて欲しいですね。

「コミットする」
…伝えたい内容が曖昧で良く分からないことが多くあまり使って欲しくない言葉です。(英語でも色んな意味が有るようです)
外来語を直ぐに取り入れる風潮は気になります。
 
漢字は当て字が多すぎるのが悩ましい!
漢字の成り立ちにより仕方ないところも有りますが、緩すぎた規制の影響が大きいです。とくに「漢字三文字で二音の言葉」というのも有ります。
胡頽子(ぐみ)、 百舌鳥(もず)、啄木鳥(けら)、大口魚(たら)等々」
日本語の漢字によるイメージ表現と実際に使われている呼び方を組み合わせた結果で外国人には到底理解出来ない言葉のようです。これらは熟字訓と呼ぶそうで

文部科学省も出来るだけ使用を控えるよう指導しているようですが「百舌鳥」なんかは分かりやすいですよね。ついでに「漢字四文字で二音の言葉」というのも調べてみましたが流石に存在しないようです。
「卜部」---名字だけど「うらベ」とはなかなか読めない。ちなみにだけでも「占う」と読めるそうです。
「亀戸」---やっぱり「かめいど」と読むのは辛い。「い」は何処に有る?こういうのが多いですね。「◎◎(の)神」とか。
「ペンシルベニア州」---長年、勝手にペンシル・ベニア(鉛筆用ベニア)の特産地かと思っていたが「ペン・シルベニア(ペンの森)」だった!(ウキペディアより)
ついでに、「ジャンヌ・ダルク(フランス語: Jeanne d'Arc) 」---これも難しい。正確には英語式のJoan(Jeanne) of Arc(アーク村のジャンヌ)でしょうか。

「あだ名」---今、小学校では「あだ名呼びは止めて名字で呼びましょう」ということらしいですが、自分が小学校低学年の時、先生に「あだ名と愛称は違います。あだ名呼びは止めましょう」と教わり皆、愛称で呼んでいました。「あだ」は「仇討ち」の「仇」で小学生でも理解できた。当時は先生がシッカリしていたということでしょうか?
「将来的には…」といった言葉も若干引っかかるところがある。もともと「将来は…」で通じることも多い。(「将来」という副詞的なものに更に「的」を付けるのがクドいというか不自然?であまり好きではない。言葉としては「いずれは」とかに置換えた方が自然な感じですが、ひらがなより漢字の方が「時間軸」が目立って分かり易いということでしょうか)
「革命防衛隊」…最近よく耳にする言葉。活動内容はどうであれ「革命」と「防衛」というのは反対のベクトルの言葉で一緒にするのは日本語としては馴染まない!「どっちなんだい!」ということ。(元の呼び方が「イラン革命の流れを汲んだもの」らしいが…)
不謹慎かもしれないが呼び名からは何か「戦隊物アニメ」に出てくるような安っぽい部隊に感じてしまう。意訳して単に「イラン防衛隊」でもいいのでは?

以下、言葉遊びを含め何か変?可笑しなものを適当に並べてみました。
単なるツッコミです。
「この時間のニュースをお知らせします」---よく聞く言葉。間違ってはいないけど新しいニュースに決まってる?のでは
「暑さで定評の熊谷ですが…」---メディアニュースでは、こういった「ちょこっと引っかかる言葉」が多い。偶にMCが言葉を添えることも有りますが…。
「大きなマイクで失礼します」---選挙では結構、耳にする言葉。どんなマイクだよ!
「キレがいい」 アサヒビールの営業マンの話。「青木功さんは訛が強くCM取りで苦労した。何度やっても「キリンがイイ」と聴こえてしまう!」
「セックスパッド」---三浦さんのCM、何度聴いてもこう聴こえてしまう
「ニガー」---新庄さんが言ってました。黒人選手の前でブラック缶珈琲を飲んで、つい「ニガ-」と口に出てしまい、「しまった」と思ったそうです。
「アズキルーペ」---CMの聞き違え。ハズキルーペか!
「キュリオシティー」「ダイバーシティー」---馴染みにくい外来語だ。日本語では区切って発声されやすいので、どうしても「キュリオの都市」、「潜水夫の都市?」に聴こえてしまう。「オ」と「バー」を強調すればいいけど、逆にイヤらしい。
「トイレに紙を供給して下さい」---コピー機のメッセージだけど一瞬の読み違い!
(ヤクザの)みかじめ料」(見ヶ〆料、みかじめりょう)---「メカジキ漁」で暗記。
「プログラマーから造船へ」と聴こえたが、多分「風呂釜から」だろう。「鶴瓶の家族に乾杯」で。鶴瓶さん滑舌悪いからな。
「(左右の目)2.0ですよ」---「座右の銘」 具志堅さんの有名な勘違い?(タケシさんが言ってた) 
「ネバネバ・ギブアップ」---ゴキブリホイホイ向け?
「今日は工事メーターさんが来る予定です!」---女子社員が受けた電話。「コーディネーターさんだね」
「ちまきベタベタ兄さんが測ってくれた…」---子供の頃、よくこういう風に歌ってた
----他に幾らでもあります。

伯方の塩からデコポン等の果物へ

今日、「のま果樹園」に予約していたデコタンゴールが届きました。(昔はデコポンと呼んでしましたが権利関係でしょうか?今、「のま」では「デコタンゴール」と呼んでいます)
柑橘類は完熟もぎたてより、1~2か月保蔵熟成させると酸味が抜けて美味しくなるそうで、この時期になるんですね。(確かにそんな感じ (^^♪ 。本当はもっとギリギリまで待った方がいいのかもしれません。逆に「完熟」という物が有るのかは分かりません)
特定の果樹園の名前を挙げたのは長くお世話になっているためです。

デコタン(デコポン)、今では定番の果物になりましたね!

数十年も前の私的な話になりますが、実家は健康食品を扱っていました。その一環として自然塩普及の活動に加わり専売公社、厚生省との交渉を進めて認可を取り販売を始めたのが今では有名になった「伯方の塩」でした。製造販売を愛媛県松山の伯方の会社にお願いして現在に至っています。パッケージデザインの仕上げは当時、資生堂の専属デザイナーだった天野氏で打合せの過程も見ていました。(父親は盛んに自慢していましたから…千鳥と波のデザインは父親の発案でした) 天野氏には色んな製品のパッケージをお願いしていて、「姉が桑沢デザイン研究所に入学する際にも助言を受けた」と聞いています。(下の画像もリンクしています)

塩の事業を始めた当初は東京の一軒家に20、30kgの塩パック段ボールが大量に運び込まれ、「床が抜けるぞ~」ということで直ぐに商品の扱いは伯方の事務所に任せることにしました。自分も塩運びの手伝いをさせられましたが、若かりし当時でも相当キツかったですね! 塩を扱って儲ける気も無いので総ての権利も譲ったようです。
多分、この事に関してのお礼としてでしょうか?その後数年、毎年地元松山から特大のデコポンが送られてきました。これが「のま果樹園」との付き合いの始まりでデコポンの美味しさを知ったキッカケになります。その後、「デコポンってこんなに美味しいんだ」と街の果物屋やスーパーで買ってはみたものの、どうもそれ程は美味しくない?アレレ! とくに(失礼ながら)熊本のは全く別品種と思えるほど酸っぱいものが多かったです。残念ながら今でもその傾向は残っていますね。(正確には暫く買っていないので現状はよく分かりませんが… m(__)m)
果物類のお取り寄せですが、少し難しいところがあります。苺、葡萄、マンゴー等に関しては完熟摘みたてが確かに瑞々しく甘くて美味しいですが、柑橘類はお取り寄せが100%美味しい保証はなく店頭で「ジックリ対話して」美味しそうなのを選んだ方が当たる確率が高いとも言えます。
この「対話」に自信が無ければ勿体ないかもしれませんが、少々おごって「贈答用」を取り寄せた方が賢明です。甘さも選別されて高い確度で美味しものが手に入ります。
その他としては街のスーパー等では手に入りにくい以下の果物は取り寄せが手っ取り早いでしょう。(たまに自分へのご褒美ですね)

「アレキサンドリアは栽培が難しい」とは聞くが頑張ってほしい。シークワーサーは沖縄の知人から分けてもらっている

①マスカットオブアレキサンドリア(岡山)…昔ながらのもので、これしか買わないです。香りとほんのりした甘さが最高で、「皮を剥く儀式」が実に楽しい充実した時間です。一粒一粒がご馳走です。逆にシャインマスカットは未だに食べ方が分かりません!皮がダメでとくにケーキに乗っているのは困ります。
②皮が薄い昔ながらの国産ネーブルオレンジ(大分、広島)…ネーブルもこれしか買う気がしません。
③完熟シークワーサー(沖縄)…これは爽やかな香りと独特な甘さでもう少しお店で扱ってもよいのでは?と思いますが…。完熟金柑とは違った味わいが有ります。
④あまりん(埼玉)、みがきイチゴ(宮城)といった摘みたて高級イチゴ

高級イチゴとして有名な「あまりん」と大分、広島の「薄皮」国産ネーブルで海外産は完全に別の品種でしょう

高速小電流ダイオード 漏れ電流に着目すると…

電圧計の入力部分の設計は結構難しいです。
入力のレンジ切換えはあるものの、微小レンジ設定時に200~300Vといった電圧を掛けられることが少なくありません。こんな状況では保護回路が無いと一発で入力のアンプがやられてしまいます!
そこで働くのが下図の電源と繋がったダイオードです。
回路例の1kΩをf特やノイズ上、問題無い程度まで大きくしたりして対応しますがこの抵抗を敢て小さなワッテージのものにすれば焼き切れるのでヒューズ代わりになります。(もっとも、今は危険な状況では「オートレンジングが働き保護される」のが一般的でしょうか)
さて、自分も初心者の頃は手元にある適当なダイオードを使って保護回路を組みましたがDC電圧がとんでもなく不安定で、DC増幅が目的のアンプではとても使えない状況でした。(ただ、これも何で?という感じでしたね! その後、直ぐにダイオードの漏れと分かりましたが…)
当時、先輩に「(高価だけど…確かに¥1000近く!)低漏れ電流のダイオードが有る」と教わりましたが、書籍を調べると「トランジスター類を使うのが正解」といった記事を見つけたり、幾つかのダイオードをテストしてみると1SS53が非常に優秀なのが分かり、その後は長くこれを使ってきました。しかしこれも最近は入手が難しくなって、いよいよ代替品の検討を始め幾つかのサンプルを集めました。
実際は15V、精々20Vで充分なことが多いですが、今回は差が出やすいよう30Vと高めの電圧でテストしました。(回路図ではスイッチのように描いていますが、単にクリップで繋ぎ直すだけです。予備テストを行い優秀なものだけを本テストに掛けました)
また、その下に載せた幾つかの特性データも参考にしてください。
実際の特性はオシロをスロースイープして記録しました。温まると漏れが大きくなるのが一般的ですからこの状況も記録しました。注意点ですが、こういったハイ・インピーダンスの回路では何らかのシールドを設けないとハムでまともなデータは採れません!
今回は簡易的に安価な鉄のシールドフォイルを使用しました。(銅、アルミ…色んな商品が出ています)

入力保護回路例と今回のメインとなる測定回路。使用したLMC6001は1pA以下の超低リークオペアンプですがCMOSオペアンプならどれでも構いません。今は安価な製品が色々出回っています。但し殆どの製品は低電圧しか掛けられないので注意が必要です。10MΩは入手しにくいので1MΩにしてゲインを≒×100にした方が組みやすいでしょう。⇒その後、改良を思いつきました。どうせ時間を掛けてデータは記録するのでコンデンサーは桁違いに大きい方がハムの影響が少なくなり綺麗なデータが採れるのでは?ということで0.1μで試すと敢てシールドフォイルを掛けなくても評価出来るほどノイズが低減しました!但し流石に1μまで上げると待ち時間が掛かり過ぎて仕事になりません。ただ、これも1MΩと組み合わせるならアリだと思います。(ポリエステル系のCで問題無いようです)
左の277は常温では数pA!というデータ。
一方、右の178は同じく常温でも数nAと3桁!違う
左の265の漏れ電流表記は「20Vで100nA以下」だが実際に測ってみると優れた特性でした。以前は低リーク品として1SS53(55は耐圧ランク違い)を愛用していたが今は汎用品でも、もっと優れた製品があることが分かった。(データ上は50℃でも100pA以下だがランクの問題かもしれない) 今回の実験にあたって予備的な篩分けを行った。つまり昔、主流であった1S1588や今、秋月で入手しやすい1SS178、1SS270A-E、1SS120TD等は2~3桁漏れが大きくて入力保護の目的には適さないので今回のテストでは除外しました。
測定風景。実際には右のように何らかのシールドを掛けないとハムが酷くて測れない。作業テーブルはスチール製でなければシールド板を敷く必要がある

常温にて。「off」が30Vを繋げない状態で、使用したオペンプのオフセットにより≒-4mVが基準になります。1mVのシフトが10pA相当です。(6001のオフセットは実際には-0.4mV。1SS120は振り切れてしまう。しかし、これでも一般的な特性といえる)

〈 ドライヤーで加熱しながらのデータ 〉 (シールドフォイルの間から50~60℃の熱風を送り込む。加熱中はドライヤーによるノイズを受けてる) 今でもトランジスター類の優秀さがよく分かる。(但しFETはゲート電流がそれ程流せないので一般のTrがお薦めです) 53の温度変化が予想外に大きかったので後ほど再テストした結果が以下の写真。手前に有る為、加熱し過ぎ等、他の要素があったのかもしれない。

こちらが1SS53同じ個体での追試データ。 表示感度は少し下げたが特性としては悪くなく、少し安心  (^^)/

「帽子型白色LED」に着目。その比較とミニライトの製作編

現在、ネット検索をしてもチップタイプのLEDを見ることが多くなりました。まして今回取り上げた帽子型LEDはかなり特殊で今後、入手が難しくなるのでは?と思い前回のブログのようにチップ型やパワーLEDの検討を始めたのですが、簡単でしかも使いやすいものに纏めるには、やはりこの帽子型が捨てがたいです。そこであらためて「超広角LED」といったワードで検索すると、それ程特殊な商品でもなく各ショップで扱っていることが分かりました。
秋葉原の秋月の直ぐ側にある千石にも置いてあるようですので早速、店に寄ってみました。(後述の通り、ダイオード等、仕様が問題になるものは千石での購入は控えていました)

「超広角LED」での画像検索でこういったサイトが直ぐに見つかりました!

今回あらたに揃えた比較対象品で左から①~⑥と番号を付けます。
①は以前から使っていた秋月で入手したもの、②~⑤は今回、千石で見つけたもの、⑥はネットショップから調達したものです。秋月以外は商品名すら書いてなく次回、同じものを入手できるかも?甚だ疑問です!(店頭在庫が切れたら「それでお終い」というケースが多いです) 製品の仕様も書かれていないので取りあえずは購入したらすぐに定格電圧&電流を記しておくことが大事です。秋月のは「在庫限り」となっていて前回出向いた時は「店頭品切れ」となっていた為、他のタイプの検討を始めた経緯があります。

全LEDを直列で点灯すると、こんな感じ。①、⑤は直列3チップで9V仕様、③は並列3チップ仕様で同じ3V仕様でも3倍の電流が流せます。一般的には3Vタイプは5V電源を使って直列抵抗で明るさ調整、9Vタイプは12V電源に直列抵抗という組み合わせになりそうです。白色LEDの場合、3V、9Vと想定して直列抵抗(ボリューム)を計算して問題無いようです。なお、この5(4.8)Φ 白LEDでは定格が20mAの製品が多いですが、通常は15mA以下に抑えるのが安心です。

照射状態だけを比べたく、トレーシングペーパー越しに見てみました。本体を隠すと色の違いがよく分かります。①、⑤は直列3チップタイプなので明るくて当然ですが、⑥も結構頑張っています。色も自然です。②が「高演色」というのはハテな?ですが、現物は緑臭さが無く悪くないです。③、④は比較すると明らかに緑、青寄りです。光の色合いを気にされる方には、①、⑤、⑥、(②)がお薦めです。

ついでにチップ発光部の様子を写してみました。③、⑤の3チップの様子はよく分かりますが、①は密に収まっていてよく分かりません。黄色い発光部分のサイズは1.4~3mm程度と開きがあり、実際のサイズに近い関係に合わせています。

・・・
ここから、いよいよ「帽子型LED」での製作編です。材料を揃えて、各写真の通り真似して作れば2灯でも1時間程で出来るのではと思えます。

各パーツは本当に適当 (m_m)、不用品だけで作りました。 小さなツマミでも適当な板に貼れば安定化するので、とくに大きな重いツマミは要りません。延長シャフトを使えば組上げ易くはなるものの、これは無くても構いません。割り箸を削って糸で縛り込めば固定部分は完成?です。リード線は出来るだけ細めの方が邪魔にならず使いやすいでしょう。ただ、将来的には何か端子を付けないと長くは使えない感じです。工夫してみてください。

今回のフレキシブル・アームには殆ど使っていない1.6φの粗悪ハンダを使用。(1.2~2φ程度まで使えそうです) 被覆チューブの太さも適当で構わない。(いよいよとなれば無しでも行けるでしょうが、かなり危険で使いにくいからチューブに通した方がいいでしょう。収縮の必要は無いです)

1,2灯は見やすいように前後左右に動かして使える。アームでも高さ、向きを自由に調整出来る。(各ライトにはベース板を貼らないと滑りやすいようです。適当な両面テープで滑りにくくする手も有ります)

発光部分は覆った方が使いやすい
1、2灯の比較。1灯では確かに明らかな影が出来るが基板によっては全く問題無く作業が出来る。鏝を邪魔するものが無いのが有難い。左右2灯だけでほぼリングライトに近い感覚になる。右のライトは少し上の奥にセットするとより鏝の邪魔になりにくい。いきなり2灯作るより、まず1灯で試してから2灯目でいいと思います。

最後に前ブログに載せた白色(太陽光)LEDの発光原理説明図を再掲します。
これをよく見ていると、「どうも変」でザワザワしてきませんか?
(前ブログでも、どうも納得がいかずモヤモヤしていました)
「従来のLEDでは青色LEDが原発光」となっていますが、スペクトル図からも分かる通り、青といっても「非常に紫に近い青」、あるいは「青に近い紫」というのが適当だと思われます。(発光チップの隅によく観られる紫色です)
そして、「太陽光LEDの原発光は一般品より波長が短い紫色」というのがマトモな説明だと思います。

 

悩ましいリングライト・・・・寧ろ白色LEDでライトの自作を(予備編)

一般のオーディオ機器や計測器で白色LEDを使うケースはそれ程多くはありません。
本稿は実体顕微鏡等に便利な作業用ライト作りの予備実験になります。実際に色々照らしてみました。次回に「簡単な照明グッズ作り」を予定しています。

リングライトが便利(テッパン!)だと思って取り付けたものの大きすぎて兎に角、作業の邪魔になる(>_<)、ハンダ鏝も動かせない!

ランプの色も青白くて気持ち悪い。紫やオレンジのフイルムで色調整したが結構な色ムラが出来て決して見やすくはならなかった。それよりは寧ろ要所を照らす小さなランプを自作した方が速いのでは!と思いついた。というのも完全な無影照明が必要か?というと実はハンダ付け等の作業では必須なものでも無く、単灯(少橙)でも問題無いことが分かっていたからです。(例えば斜め横からペンライトで照らすだけでも充分作業は捗ります)

少ないLEDで均一に照らすには「照射角が広いものを選ぶ」ことが必要で、左側の砲弾型よりは出来るだけ短い扁平なLEDが適しています。(砲弾型は左のような照射イメージになることが多いです) たまたま秋月で見つけた右側のLEDが今回の目的にはピッタリでした。ただ残念なことに次に秋月に出向くと「この商品は販売終了」ということで代替LEDを検討することになりました。

レンズを使わない白色チップLEDは間違い無く広照射角で、これに関してはどの製品も充分使えることが分かりました。「太陽光LED」が以前は販売されていましたが今現在は入手が難しいようです。ただ色に関してもあまり拘る必要は無いようです。今のチップタイプはかなり自然な白色のものが多く「カラーコードが分かりにくい」といったことも有りません。但し物理的に弱いのでサブ基板に取り付けるか、ハンダ部分を接着材で固めないと電極が直ぐに剥がれてしまうので使いこなすには結構手間が掛りそうです。

寧ろ実用的にはこのパワーLEDを選ぶのが賢明でしょうか。リード線式LED式と比べれば頭が少し大きくなりますが使用面ではとくに支障は無いと思います。(なお、「パワーLED」というのは底の部分に放熱用の電極を備えたタイプのことで放熱器を付けない場合は0.5W程度に抑えた方が安心です)

ついでに今、仕事で使っている幾つかのLEDペンライトを紹介します。(全て単4×1本タイプです。引出しやバック内で見つけやすいように出来るだけ、赤、オレンジ系を選んでいます)・・・・3本を手に持って照らし具合を比較してみました。左右は同じライトで中のライトだけ入換えています。左のは「太陽光LEDタイプ」で比較的最近入手しました。チップLED式なので広く均一なライティングが特長です。右側のは一定エリアは凄く明るいのですがリングや境目が目立つのでメチャ使いにくいです。左側の真ん中のライトは写真よりはなだらかに照度が変化して中央部が明るく結構重宝しています。このうち2本は比較的軟らかいチューブを掛けて口で咬めるようにしています。これで両手がフリーになります。

豊田合成のサイトに太陽光LEDの分かりやすい説明が載っています。
太陽光LEDのポイントは「原発光が青色から紫色に変った」ということですね

この太陽光LEDペンライトは山口工具店等が扱っていますが隣のビルが先月の4億円強奪事件の現場となりました!!

この実験の前に「フルカラーLEDならば白さ加減を自由に調整出来るのでは?」という発想で実際に試してみましたが、予想外の結果でした!各色の発光部分が離れているのでこうなってしまうのですね! 逆に「オーロラのようで綺麗だな~!」とは思いました。ところで意外と知られていないようですが「2本リードの2色LED」というのもあります。自分も若い頃にこんなLEDが有れば便利では!と考えたことが有りますが実際には電流の方向を逆にするのは結構面倒な話でパネルへの配線を2本で済ませたい場合等に限られる感じがします。